自分が担任なのに、悩み事を話してくれない

自分が担任なのに、子どもたちが自分には深い話をしなくて、全然別な人に話するってことあるよね。
自分だって、その子のこと気にかけてるし、関わりだって持ってるのになんで?って思わない?

子どもが他の先生に行くのは自分に力がないから?

例えば保健室によく行く子がいると、担任としては心苦しかったり、内心面白くなかったりしませんか?
保健室の先生なら、まだそういう役割だと思うけど、隣のクラスの先生だったら?

「あの先生には話せるけど、自分にはしないんだ。
 自分が担任なのに・・・」

ってちょっと恨みがましく思ったり

「自分に話さないってことは、信頼されてないんだ・・・」
って自分を責めたり。

子どもとの関わりや学級経営を工夫しようと考えるのは大事。
でも、誰かと張り合うのはNGっす。
一人で頑張ろうとすると、周りが見えなくなりがち。
それで突っ走って、余計空回りすることもあるあるなんだよね。

そもそも、子どもが担任外の先生に話すのだっていろんな理由がある。
前から仲良かったのかもしれないし
兄弟の担任なのかもしれないし
その他にも、「あえて近くないから話せる」場合だってある。
担任だから知られたくないってこともあるよね。


私は以前、特別支援のお子さんと一緒に通常学級で一緒に勉強してたことがあるのだけど
その時に、何度か通常学級の子から悩みを打ち明けられたりしたよ。
多分、その子にとって私は成績をつける人でもないし、保護者とやりとりする人でもない。
可もなく不可もない関係だから、気楽に言えたんじゃないかと今、振り返ると思うよ。

大人だって世の中見回せば、家族や同僚には相談しないのに、
電話相談に連絡したり、SNSで悩み呟いたりするよね。
子どもだって同じだと思う。近いから言えないこともある。

全ては子どもの資源

そもそも担任1人で担当してる子どもを全部見れるのか?
結論から言うと、絶対ムリ。
体は一つしかないんで、クラス全員を把握できると思うのはそもそもムリなのよ。
だから、学年や学校全体でみていけばいい。

保健室含め担任外の先生も、事務職や給食、公務補の職員さんも、もちろん校長、園長先生も子どもが成長していくための資源。
言い方は悪いかもしれないけど、

「使える資源は全部使え。」

っす。

何より、責任感が強い担任の先生ほど、他の教職員の手を煩わせるのは申し訳ないと思いがち。
また、他人の手を借りずに、自分で完成させたいと完璧主義に陥りがち。
でもね、さっきも言ったけど、そんなの絶対ムリだから。


言い換えれば、自分も他のクラスの子どもたちにとっては資源の一つ。
だからお互い様なのさ。
だから頼ろう。お願いしよう。
そして、何かやってくれたら感謝するのさ。


一人で頑張らない。学校現場(
保育現場もね)はチームだから。

全ては資源
全ては資源。大いに頼ろう。で、感謝も忘れずに^^

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