こんにちは!篠木です。
先日、スクールカウンセリングに行った時のお話。
その子は、とび箱が苦手。
「今日は体育がある」って思うだけで学校に来たくなくなっちゃう。
そんな話でした。
とび箱の授業はいつ終わるの?
カウンセラーの私は聞いてみました。
「とび箱の授業はいつ終わるの?」って。
そしたら「わかんない」って返事。
そっかー。
それじゃ、辛くなるよね。
学校のカリキュラムは実はしっかり決まっていて
とび箱の授業は何時間とか、国語の物語文は何時間って予め決まってる。
だから先生はとび箱の授業があと何時間か知ってるのだけど
この子は知らなかったんだね。
(もしかしたらお便りなんかで知らせてるのかもしれないけど、その子は覚えてないんだよね)
人は先が見えないと不安になる
今日は11月22日、月曜日。
明日は23日、火曜日だけど勤労感謝の日でお休み。
明日はお休みだと思うから、今日の月曜日をがんばれるよね笑
これが、いつお休みがくるのか分からない状態で毎日働き続けるのってどう?
月〜金まで働いたら、土曜日がくるってわかってるから
5日間をどうにか乗り越えられる😅
大人は日々の見通しをある程度持ってる。
自分でコントロールできることも子どもより多い。
でも子どもたちはどうだろう。
1つの授業が45分〜50分経ったらチャイムがなるってわかってるけど
その中でどれだけの問題を解いたり、何を考えたり書いたりしなくちゃいけないかまでわかってるかな?
そう、人は見通しが持てないことには不安になるし、頑張れなくなるんだ。
コロナだってそうだよね。
いつ終息するか誰も分からないから、不安になるし、イライラする。
世界中が堪えきれずにすごいストレス状態になってるよね。
子どもたちに見通しを
だから、子どもたちには見通しを伝えるのはとても大事。
「この授業は◯月◯日には終わるよ。」とか
「今日の算数はこの問題を解いたら終わるよ。」とか
「◯分〜したら今日は終わり。」とか。
私はこの仕事の前は小学校で20年以上教えてきたけれど、特別支援学級の子達にもこの方法は有効だった。
楽しいことも、ちょっと嫌なこともいつ終わるか伝えることで、気持ちを切り替えることができる。
また不安傾向はお子さんにも、見通しを伝えることで安心感を持ってもらうこともできるよね。
子どもたちに見通し、伝えてあげてね。
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