こんな保育士さんなら安心!(子どもが失敗しそうになった時)

保育者のあなたに

子どもの失敗はいいこと。だから失敗させなさい!

こんにちは。釧路短期大学幼児教育学科で図工を教えている篠木です。

先日、講義でこんな演習課題を出しました。

「新聞紙、セロテープ、ホチキスだけを使って、できるだけ高い構造物を作ること。新聞紙だけで自立することが条件。」

8人くらいのグループ6つに分かれての共同作業です。いきなり課題を出されて戸惑う学生もいたけれど、とりあえず取り組む人たち^^

しばらくすると、こんな風景がありました。

新聞紙の丸め方がゆるい!おそらくこのままでは立たないはず、、。
そう思っていたら、案の定、途中でしなり始めたの。

そんな時、保育者のあなたならどうする??

今は、子どもに成功体験を積ませることが大事っていわれてる。自信を作ること、自己肯定感を作ることも大事。だから、いろいろな活動は、成功して終わるように設定されてるのね。

でもね、何が「成功」なのか?考えてほしい。

私はこの演習中、「あ〜このままだと立たないな。」と思っていたグループに、何も言わなかったのね。
その理由は、、

 

①失敗することで、強烈に心に残る。この方法ではうまくいかないことを覚える。

②苦労しないでうまくいかないと、どうしたらうまくいくのかわからない。ましてや他人がサポートすると自分がこのまま活動を進めてうまくいくかどうかも分からない。

なのね。

保育者の仕事は、子どもの成長を促すこと。成長って、「こうしたら、うまくいかなかったな」「もっとこうしたらどうかな」「次はどうしたらいいかな」を子ども自身が考えられるようにすることだと思う。

そう言うと、「子どもは失敗した時点で心が折れて、やる気がおきなくなる」って思うかもしれないね。
でもね、真の成長って「うまくいかないことを受け止めながら、次の一手を自分で考えられるようになること」だと思うのさ。

だから、子どもの活動に手を差し伸べすぎちゃいけない。失敗することをぐっと我慢して見守ることが大事なのね。(これができない大人が多いのさ。笑)

ここまで書いても、真面目な保育者さんは、「そんなこと言ったら、『あえて失敗させるなんて』ってお母さんたちからクレームきたらどうしよう。」「主任の先生に『もっと手をかけてあげて』」って言われるかも」って心配になるかもしれない。


そんな時は、上に書いた①と②の理由を相手に伝えればいいの。どうしてこの活動の時に先生方がそのような行動をしたのか、その意図をしっかり伝える。先生方の行動の意味を知ってもらえれば反応は変わってくるはずだから。

実際、講義では、構造物を作った次に、「秘密基地を作る」って別課題を出したの。すると、1回目でうまくいかなかったチームはやり方を変えた。私が子ども達に欲しい力はそれなのね。

だから、子どもが失敗しそうになったら、「この辺のアイデアは良かったね〜」なんて心が折れないようなフォローは大事だけど、どう失敗するか見守ること(放置じゃないよ)。それが子どもの成長に繋がっていくから。

 

1回目の構造物。みんなで考えて作った作品です。

1回目失敗したグループ。でも2回目は成功。いい顔してるでしょ!

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 この記事の投稿者

篠木麻希

23年間の小学校教員時代、毎日忙しすぎて、頭の中がパニック! そんな状態から抜け出したくて、編み出したのがしあわせフセン術。 現在は某大学で教えながら、フセン塾の活動をしています。 好きなこと: 旅行(国内、海外)、美術館巡り、文房具、バイク、和風のもの。 好きな食べ物: お好み焼き、焼きそば(関西出身ですから〜) 出身:奈良県奈良市 今の住所:北海道釧路市 家族:夫と2人の息子(22歳と10歳)
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